【コバンザメ戦略】freee株式会社について考えてみた【7月3日JPモルガン5.49%買い】
新型コロナウィルスの影響で、ANA(9202),JAL(9201)のような空運、JR東日本(9020)、JR東海(9022)のような陸運セクターの企業の株価は大きく落ち込み、回復の兆しがみられていません。
オープンドア(3926)、旅工房(6548)のような旅行関連銘柄はGOTOキャンペーンの影響で多少、回復の兆しがありますが、回復が鮮明な銘柄との明暗がはっきりしています。
対照的に株価を上げている企業の特徴の一つはテック系やサブスクリプション型のビジネスモデルを持つ企業です。
どちらの特徴も持つfreee株式会社ですが、7月3日にJPモルガンが大量保有報告書(特例対象)を提出し、5.49%保有していることを明らかにしました。
今回はそんな機関投資家の買いも入っている銘柄の一つであるfreee株式会社について考えてみました。
会社概要
freee株式会社は『スモールビジネスを、世界の主役に。』というコンセプトを持つ、クラウド会計ソフト、人事労務ソフト、の会社です。
創業者は社長の佐々木大輔氏。開成、一橋、GOOGLE、という華々しい経歴です。
業績、成長性
freeeの売上高、営業利益は2020.6.3Qでそれぞれ18億円、-9億円です。
3Qで赤字幅が拡大するのは恐らく季節要因と思われます。
脅威的なのはその売上高成長率で前年同期比で50%弱となります。
通常、20%以上でもかなりの高成長であることから驚異的な成長率といえると思います。
また、サブスクリプション型のビジネスであり有料課金ユーザーがいることで安定感もあると思えます。
また、赤字に関しても多少つじつまを合わせて黒字にするよりも、資金が調達できるのであれば成長優先、という姿勢の表れと思われ好印象です。
まとめ
個人の強みの一つは資金が少ないことであり、小型の成長株への投資がしやすいことです。
freee株式会社は成長株の特徴として挙げられる、時価総額が小さいこと(現在56億円)、売上高成長率が高いこと、などを満たしており、またビジネスモデルはコロナにも強く、非常に現在の時世にあっていると思われます。
今後も継続して注目したいと思います。