【コバンザメ戦略】BASE,Incについて考えてみた【グロース株】
先日紹介した【コバンザメ戦略】外資系投資銀行が買っている株を調べてみた!、で複数の金融機関(ゴールドマンサックス、JPモルガン)に買われていた銘柄がこちらBASE株式会社になります。
なぜ、外資系投資銀行はBASEを買っているのでしょうか?、考えてみました。
事業内容
まず、BASEはどのような事業内容の会社でしょうか?
芸能人の香取慎吾さんや小嶋陽菜さんが出演するTVCMをご覧になった方も多いかと思いますが、簡単に開けるネットショップの管理会社となります。
そのコンセプトは『お母さんも使える』サービス、であり、簡単にネットショップの作成ができ、運営ができるサービスを提供しています。
事業セグメントは、ネットショップにおける販売手数料からなるBASE事業と決済サービスからなるPAY事業です。
ネットショップは初期費用、月額費用が無料で、売り上げが発生した際に数%の手数料を取得するビジネスモデルです。
業績
業績は現状赤字が継続しています。
業績が赤字となる要因の一つとしてTVCM等のプロモーション費があげられています。
プロモーション費を除くと営業黒字と報告されています。
売上総利益率は驚異の50%越えであり利益率の高い美辞ネルモデルであることがわかります。
確かにBASEは2019年10月に上場したばかりの企業であり、今は、現預金を留保するより売上拡大に努める時期となっています。
成長性
BASEは赤字にもかかわらずその株価は急騰しています。
売上、流通総額、登録店舗数とすべて右肩上がりとなっています。
現状、非常に素晴らしい成長性を示しています。
まとめ
BASEはまだ業績は赤字ですが、業績や登録店舗数の観点では非常に素晴らしい推移をたどっているようです。
1点、懸念点があるとすれば、競合かと思います。
ネット店舗としてはAmazon、楽天があり、個人売買はメルカリ、等の優良企業が存在しており、かなりのレッドオーシャンです。
現状、費用や使いやすさで差別化をはかっており非常に成長しておりますが、大手が真似できない差別化要因を私は見つけることができませんでした。
まだ、大手が本気でBASEをけん制してくるような状況ではないと思いますが、今後の成長のためには、他社の参入を排除できるコアコンピタンスを構築するのか、大手に身売りするのか、BASEがどのようにふるまうのか、注視したいと思います。
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