【コバンザメ戦略】外資系投資銀行が買っている株を調べてみた!のその後
6月30日、ダウと連動するように日経平均の乱高下が続いています。
これまで強い動きを見せていたマザーズもやや陰りが見えています。
レーザーテック(6920)やエムスリー(2413)のような優良株はまだ比較的強いパフォーマンスを見せていますが、今後の下落局面があった場合に買い場が来るかもしれません。
第二、第三のレーザーテックを見出すべく、以前、外資系投資銀行が買っている株について調べましたが、その後のパフォーマンスについて調べてみました。
調査方法は以下10社の外資系投資銀行から提出されている大量保有報告を調べました。
- ゴールドマン・サックス証券株式会社
- モルガン・スタンレーMUFG証券
- メリルリンチ日本証券株式会社
- JPモルガン証券株式会社
- UBS証券株式会社
- シティグループ証券株式会社
- バークレイズ証券株式会社
- クレディ・スイス証券株式会社
- BNPパリバ証券株式会社
- ドイツ証券株式会社
結果、大きく買われているのはBASE,アトラエ、ラクスルの3社です。
アトラエは人材求人サイト運営、ラクスルは印刷、BASEはオンライン決済、が中心事業の会社です。
【アトラエ】
【ラクスル】
【BASE】
今回はその後の価格の推移について調べてみました。
アトラエ
まずは人材求人サイトのアトラエです。
アトラエは5月29日(義務発生日)にJPモルガンが5.61%, その後、6月15日(義務発生日)に5.83%まで買い増しています。いずれも特例対象株券等ですので証券業務の一環として購入していることがわかります。
*:ここでの日付は義務発生日であり、正確な購入日は義務発生日の前15日以内になります。
義務発生日を基準として、それぞれの終値、およびそこから推定される購入金額は5月29日3215円(終値)で24億円、6月15日3165円(終値)で0.9億円、となります。
現在の株価は3140円なのでー0.57億円となります。
ラクスル
次にラクスルです。
ラクスルは5月29日にゴールドマンサックスが5.41%購入, その後、6月15日に3.57%まで売却しています。いずれも特例対象株券等ですので証券業務の一環です。
それぞれの終値、およびそこから推定される購入金額は5月29日2906円(終値)で44億円、その後、6月15日に2852円で1.84%売却しています。その差損はー0.28億円になります。
現在の終値は2920円ですので保有分の3.57%に関しては0.14億円差益が出ています。
BASE
次にオンライン決済のBASEです。
BASEは5月15日にゴールドマンサックスが5.48%購入, 5月29日に6.6%まで買い増しています。いずれも特例対象株券等ですので証券業務の一環です。
それぞれの終値、およびそこから推定される購入金額は5月15日2039円(終値)で22.8億円、その後、5月29日に3345円で7.6億円になります。
現在の株価は4530円ですので30億円程度の含み益が出ている可能性があります。
また、5月29日にJPモルガンが7.42%購入、6月15日に6.96%まで売却しています。
それぞれの終値、およびそこから推定される購入金額は5月29日3345円(終値)で50.7億円、その後、6月15日に4100円で0.46%%売却しています。その差益は0.71億円になります。
また、現在の終値は4530円ですので保有分の6.96%に関しては16.8億円程度の差益が出ている可能性があります。
まとめ
アトラエ、ラクスルに関してはぱっとしませんが、BASEに関してはかなり波に乗ったように見えます。
現在、マザーズ下げていますが、今後、マザーズの価格全体がどう動くか?BASEのようなグロース株の価格がどうなるか、継続してモニターしたいと思います。
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