レオパレスについて考える

ご存じ日本の大手不動産会社レオパレス21。2018年の界壁施工不備問題に始まり、旧村上ファンドやソフトバンク等話題に事欠きません。その株価を中心にいろいろと考えてみました。(土日や休日はあまり更新できないかもしれません)

【GOTO銘柄】エアトリ<6191>の株価急落(8/28)について

f:id:reopajigsaw:20200826233541p:plain

9月1日、日経平均+0.01%でヨコヨコ、マザーズ+2.93%で完全復活です。

 

テクニカル指標も完全に買いサインであり、マザーズ復活、といった印象です。

 

マザーズが不調であった先週はGOTO銘柄に代表されるようなコロナにより低迷していた銘柄の強さが目立ちました。

 

GOTO銘柄の中でひときわ良いパフォーマンスを示していたエアトリ<6191>ですが、安倍首相の辞任公表で株価の下がる8月28日に前日比11%の大きな下げを示しました。

 

その大きな下げについて考えてみました。

 

株価推移

エアトリの株価は非常に面白い動きをしています。7月31日に948円を付けてからそこからきれいに一直線にまるまる一カ月上げ続けました。

 

そして、安倍首相の辞任が公表された8月28日に11%程度の暴落をしています。

8月28日は多くの銘柄が下落しましたが、頭一つ抜けた暴落をしています。

その理由について考えてみました。

 

f:id:reopajigsaw:20200901192750p:plain

株価急落の理由

8月27日に株式会社エアトリは新株予約権及び新株予約権付き社債の発行を公表しています。

 

つまり新株発行による希薄懸念で株価が暴落したわけです。

 

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS99831/53d7ead6/6141/46d4/9c0e/edea0a59285c/140120200827486439.pdf

 

f:id:reopajigsaw:20200901195024p:plain

今日現在の株価が269億円なので10億円は3%程度、61億円すべてが行使されると22%程度となります。

 

もちろんワラントの51億円分はもっと時価総額が大きくなってから行使されるものと思われます

 

行使期間は2023年9月13日までとなっていますのですぐに新株が発行されて株価が希薄するわけではありませんが、株価が上がったら新株発行されて株価が下がるのはちょっと印象が悪いですね。

 

まとめ

今回の暴落はエアトリの本業に何か悪い情報が出たわけではないことがわかりました。

また、これまでもエアトリは例年夏頃になると新株予約権を発行しているようです。

 

しかしながら、『株価が上がると新株が発行されて株価低下する懸念がいつもある』、というのは買い上がるような場合に少しもやもやしますね。

 

本ブログは、有価証券報告書・半期報告書・大量保有報告書等で公開された情報を元に作成されています。本ブログに掲載されている情報は、証券投資等の勧誘を意図するものではありません。また本ブログに掲載する情報の正確性については万全を期しておりますが、当サイトの利用に伴って利用者に発生した不利益や問題について、何ら責任を負うものではありません。本ブログは証券取引法・金商品取引法に基き金融庁EDINETや公式webサイトを経由して開示された有価証券報告書・半期報告書・大量保有報告書・変更報告書を引用しておりますが、各書類の訂正、追加、削除、欠落、消滅、誤記、出典となるホームページにおける記載との差異などにより、利用者が被ったとされるいかなる損害についても一切の責任を負いません。