【GOTO銘柄】エアトリ<6191>の株価急落(8/28)について
9月1日、日経平均は+0.01%でヨコヨコ、マザーズは+2.93%で完全復活です。
テクニカル指標も完全に買いサインであり、マザーズ復活、といった印象です。
マザーズが不調であった先週はGOTO銘柄に代表されるようなコロナにより低迷していた銘柄の強さが目立ちました。
GOTO銘柄の中でひときわ良いパフォーマンスを示していたエアトリ<6191>ですが、安倍首相の辞任公表で株価の下がる8月28日に前日比11%の大きな下げを示しました。
その大きな下げについて考えてみました。
株価推移
エアトリの株価は非常に面白い動きをしています。7月31日に948円を付けてからそこからきれいに一直線にまるまる一カ月上げ続けました。
そして、安倍首相の辞任が公表された8月28日に11%程度の暴落をしています。
8月28日は多くの銘柄が下落しましたが、頭一つ抜けた暴落をしています。
その理由について考えてみました。
株価急落の理由
8月27日に株式会社エアトリは新株予約権及び新株予約権付き社債の発行を公表しています。
つまり新株発行による希薄懸念で株価が暴落したわけです。
今日現在の株価が269億円なので10億円は3%程度、61億円すべてが行使されると22%程度となります。
もちろんワラントの51億円分はもっと時価総額が大きくなってから行使されるものと思われます
行使期間は2023年9月13日までとなっていますのですぐに新株が発行されて株価が希薄するわけではありませんが、株価が上がったら新株発行されて株価が下がるのはちょっと印象が悪いですね。
まとめ
今回の暴落はエアトリの本業に何か悪い情報が出たわけではないことがわかりました。
また、これまでもエアトリは例年夏頃になると新株予約権を発行しているようです。
しかしながら、『株価が上がると新株が発行されて株価低下する懸念がいつもある』、というのは買い上がるような場合に少しもやもやしますね。