【日経平均続落】日銀は下げ許容?~日銀によるETF買入について考えてみた~
6月12日、ダウは史上4番目といわれる大きな下げ幅で1800ドル(約7%)という大幅な下げを見せました。
原油、金、プラチナといったコモディティ、貴金属も下げを見せています。
日経平均も6月15日、700円以上(約3%)の下げを見せています。
これまでも、日経平均が下がると日銀がETFを買い入れて買い支えて来ました。
また、『中央銀行には逆らうな』という格言もありますが、日銀の意向は
- 一本調子で上げてきたからある程度の調整は許容
- 上げトレンドは死守すべき
のどちらなのでしょうか?
そこで日銀が公表しているETFの買入額から日銀の意向について考えてみました。
これを見るとコロナショックと言われた3月は11回、1.5兆円の買入をしていることがわかります。
この買入もあり日経平均は急回復を見せましたが日銀は本当に買い支えようとした場合、1回あたり1200億~2000億円程度の買入れをしていることがわかります。
一方、今回6月10日からの下げに対しては11日に1000億円、12日に1000億円と2日連続での買入れを見せてはいますが、額としては控えめです。
一見、下げ許容(調整局面)のようにも見受けられます。
日銀によるETFの平均買入れ額は20000円程度と言われていますので、20000円以上での買入れは慎重にならざるを得ない(そもそも20000円を超えていたら買い支える大義がない?)のかもしれません。
本日、さらに日経が下げていますが、もう少し下げるかもしれません。
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