【投資主体別売買動向】日経225、23000円超え、日経平均を支配しているのは『証券自己』
6月8日、日経平均があっさり心理的節目とも言われていた23000円を超えていきました。
25日平均線からの乖離も大きくなっていますが、誰が買っているのでしょうか?
日経が公表している投資主体別売買動向を見てみました(表)。
https://nikkei225jp.com/data/shutai.php
こちらは日経225のウェブページで公開されており、どのような投資家(投資機関)がそれぞれ買い越し、売り越しているかが記載されています。
そこで3月の新型コロナの影響が出始めてから日経平均との相関の高い売買動向を示している投資主体について調べてみました。
日経平均の変化率に対する相関を調べたところ投資信託はー0.678とものすごい逆相関となっていることがわかります。
これは日経平均が上がった週に投資信託は売っていることを示しており、大きな損失が出ていると思われます。
また、次いで個人もまたー0.5以下の逆相関となっています。投資信託も個人が最終的には購入しているだろうと思われますので焼け野原となっている可能性があります。
では海外機関が相関しているのでしょうか?
以外にも海外も相関は高くありませんでした。
最も相関が高かったのは証券自己という主体です。日経平均当落率との相関を図に示します。
日銀の委託を受けたETFの買入れなどはこちらに含まれるとされていますが、日銀は5月15日に1000億円程度の買入れをしてから追加の買いは入れていないようです。
日銀ではないようですが、証券会社の自己取引になりますので大型株が構成されている可能性が高いように思います。
過熱感もあり、なかなか手が出しにくいですが、大型の資金が入っているようにも見えますので買うのであれば、小型株より大型の株、といったところでしょうか。
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