【臨時株主総会議決権行使結果】レノ提案議案の決議詳細

　２月２７日に開かれた臨時株主総会における決議事項（第一号議案、第二号議案）に関する詳細が公開されました。

https://www.leopalace21.co.jp/ir/library/pdf/financial_report/2020/rinji_200302.pdf

　第一号議案はレオパレス提案の取締役２名の提案（藤田氏、中村氏）、第二号議案はレノ提案の取締役１名の提案（大村氏）です。結果、第一号議案は可決、第二号議案は否決でありましたがその詳細が公開されました。

　第一号議案の賛成は５６．６４％（藤田氏）、５６．６６％（中村氏）、第二号議案の賛成は４４．４８％といずれも非常に僅差でした。

第二号議案、第一号議案の決議結果に関する所感

　レノの株式保有割合は１６．７７％ですが、第二号議案の賛成は４４．４８％と、株式保有割合を大きく上回るものでした。レノによる提案議案が通ることによる株主還元への期待が賛成票を増やしたようにも思います。一方、第一号議案はレノが棄権を表明しているにもかかわらず、

http://reno.bz/wp/wp-content/uploads/2020/02/20200218%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%8F%90%E6%A1%88%E8%AD%B0%E6%A1%88%E3%81%AE%E7%A4%BE%E5%A4%96%E5%8F%96%E7%B7%A0%E5%BD%B9%E5%80%99%E8%A3%9C2%E5%90%8D%E3%81%AE%E9%81%B8%E4%BB%BB%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E8%B3%9B%E5%90%A6%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6-1.pdf

賛成が５６．６６％に留まっている状況です。

　レノの要求が性急と感じる一方、レオパレス経営陣には不満を感じている、といったところでしょうか。

　新型コロナウィルスの影響、日銀による介入、５月に公表される抜本的事業戦略再構築、とジェットコースターはまだまだ続くかもしれません。