【空売り用決算カレンダー】コロナの影響直撃の大型株について考えてみたその2【バリュー株】
8月3日、日経平均は2.24%、マザーズは3.84%上げました。
ではこのままさらに上がるのでしょうか?
コロナの状況、夏枯れ相場、続々とでる大企業の赤字決算、と良い要素が思い浮かびません。
最高益を更新しているようなコロナの影響を受けにくい企業と影響を受けやすく業績が悪化している企業との株価の乖離はますます続くかもしれません。
そこでまだまだ続く決算の中から空売りに向きそうな銘柄について考えてみました。
ワタベウェディング<4696>, ツカダGHD<2418>
先日、ブライダル業界3位のワタベが赤字転落し、株価を下げています。ブラス<2424>が何とか営業黒字を保ち、大幅高等を見せており、読めないところではありますが、業界全体としてなかなか今年は厳しい気がします。
業界2位のツカダGHDは1Q(20.1-3月)で赤字転落しており、よりコロナの影響が鮮明であった2Q(20.4-6月)で回復できる要素が思い当たりません。
また、例えば旅行であればコロナ収束が見込めたら、次の月にでも旅行に行きたいですが、結婚式がそんなにすぐにできるでしょうか?
親友、家族等、スケジュール調整に時間がかかり旅行業界よりは立ち直りに時間がかかるかもしれません。
ロイヤルホテル<9713>
先日帝国ホテルの決算がありましたがあの名門ですら赤字転落です。
帝国ホテルは自己資本比率が極めて高く(76%)、株主も安定株主と思われるため株価への影響はまだ出にくいのかもしれませんがその他のホテル業は厳しい経営が続くかもしれません。
今後続くホテル業界の決算発表とその株価への影響を見るうえで注目しています。
KNT-CT<9726>
近畿日本ツーリストとクラブツーリズムが合併したKNT-CTです。Go Toキャンペーン開始時は一瞬、株価回復の幻を見ましたが、厳しい状況が続いています。
また、こちらは自己資本比率が20.3%と、キャッシュアウトの少ない業種(航空、ホテル等と比べて)と思われますが、コロナの影響が長期化すると少し心もとない感じがします。