【原油】原油価格上昇!!米貯蔵量、産出量を調べてみた【WTI原油先物価格】
7月3日、じりじりと価格を上げているWTI原油先物価格が40ドルを突破しそうな状況です。
その原因として在庫減があげられています。
原油先物価格は政府等の方針、コメントの影響を極めて受けやすいですが、基本となる貯蔵量、産出量、輸入量について調べてみました。
今回もアメリカ合衆国エネルギー省 エネルギー情報局(EIA)が公開している米のデータ(貯蔵量、輸入、産出)について調べてみました。
データはアメリカ合衆国エネルギー省 エネルギー情報局(EIA)webページを参照しました。
https://www.eia.gov/petroleum/
まず、原油貯蔵量です。WTI原油先物価格はオクラホマ州クッシングにおいて受け渡しされる原油先物の価格ですので、オクラホマ州クッシング、そして、アメリカ全体における貯蔵量の推移を示しています(図1)。
その推移をみるとオクラホマ州クッシングにおける原油貯蔵量は引き続き、減少していることがわかります。数値は全米トータルを下回る値となっており、正常にもどったように見受けられます。
次に、アメリカにおける原油産出量、輸入量の推移を示します(図2)。
これによると原油産出量は下落傾向であり、原油先物価格の維持にポジティブな状況となっています。
報道等では在庫に左右されているような多く見受けられますが、現状、産出量や在庫は正常のように見えます。
結局、コロナ等に影響された株価や為替に影響されているように見えます。
ポイントはコロナの第二波が懸念される中、節目となる価格をどのタイミングで超えるのか?といったところでしょうか。
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