レオパレスについて考える

ご存じ日本の大手不動産会社レオパレス21。2018年の界壁施工不備問題に始まり、旧村上ファンドやソフトバンク等話題に事欠きません。その株価を中心にいろいろと考えてみました。(土日や休日はあまり更新できないかもしれません)

【原油】価格停滞、各国の駆け引きで疑心暗鬼?

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6月11日、WTI原油先物価格は38.94ドルまで1.67%下落しました。

ロイターは米在庫増、と言っていますが、そんなに在庫は増えているのでしょうか?

 

アメリカ合衆国エネルギー省 エネルギー情報局(EIA)が公開している米のデータ(貯蔵量、輸入、産出)について調べてみました。

 

jp.reuters.com

 

reopajigsaw.hatenablog.com

 

データはアメリカ合衆国エネルギー省 エネルギー情報局(EIA)webページを参照しました。

https://www.eia.gov/petroleum/

 

まず、原油貯蔵量です。WTI原油先物価格はオクラホマ州クッシングにおいて受け渡しされる原油先物の価格ですので、オクラホマ州クッシング、そして、アメリカ全体における貯蔵量の推移を示しています(図1)。

 

その推移をみるとオクラホマ州クッシングにおける原油貯蔵量は先週に引き続き、減少していることがわかります。また、その減少ペースはやや緩やかになっており、数値はほぼ全米トータルと同等であり、正常にもどったというところでしょう。

 

 

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図1 アメリカにおける原油貯蔵量とWTI原油先物価格

 

 

次に、アメリカにおける原油産出量、輸入量の推移を示します。

これによると原油産出量は相変わらず低下しており、原油価格を下落させるようなデータには見えません。

 

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図2 アメリカにおける原油産出量と輸入量

 

では、原油価格の高騰が止まっているように見える理由は何でしょうか?

 

サウジの自主減産終了やメキシコの追加減産拒否など、産油国の足並みが乱れ始めているように見えます。

 

これはシェールオイルの採算ラインとされている価格(30~40ドル)、ロシアの予算編成の前提(42ドル)に近づいてきて、各国の駆け引きが始まったのかもしれません。

  • シェールオイルの採算ラインとされているのが30~40ドル

  •  ロシアの予算編成の前提が42ドル

  •  サウジアラビアの予算編成が北海ブレントで60ドル程度(でも6%赤字)

 

www.zaikei.co.jp

 

jp.reuters.com

 

 


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