【世界で何がおこっているか?】新型コロナ、1週間後(日本)、2週間後、3週間後【都市封鎖】
4月7日、安倍総理より緊急事態宣言が出されました。人との接触を8割減らし、新型コロナウィルスの流行に歯止めをかけることを目的に出された宣言ですが、具体性的な事例がとぼしくその実効性に不明瞭な点がありました。
そんな中、4月13日、小池都知事をはじめとする7都道府県知事より、具体的な業種を指定した休業要請が出され、また、NTTドコモから報告された、携帯電話の基地局の情報をもとに個人を特定せずプライバシーを保護した形で調査された人出が70%減を達成していたとの、ポジティブなデータが出始めています。
この自粛生活はどれくらい続くのでしょうか?
以前、都市封鎖後2週間でどうなるか?、記載しましたが、そこからまた時間がたっています。各都市のその後の変化について調べてみました。
今回もまたジョンズ:ホプキンス大から公開されている新規感染者数のデータを用いました。
https://github.com/CSSEGISandData/COVID-19/tree/master/csse_covid_19_data/csse_covid_19_time_series
ここで比較を容易にするために規格化された新規感染者数=新規感染者数/新規感染者数の最大値、としています。
また、都市封鎖が行われてからの推移を比較するために都市封鎖が行われた日付(3月22日(ニューヨーク)、3月10日(イタリア)、3月14日(スペイン))を0日目としてプロットいたしました。
図を見るとすべての都市でほぼ同じ推移をたどっていることがわかります。最も早く都市封鎖されたイタリアで新規感染者の減少が遅くなっていますが、これは都市封鎖がきちんと守られていない可能性があります。
このデータを見ると日本の緊急事態宣言の終了期間は5月6日まで(29日間)ですので新規感染者数はピーク比半減程度でしょうか。
これではなかなか、緊急事態宣言を終了することはできないかもしれません。
巣ごもり生活、まだまだ、長引きそうです。