【新型コロナ】アビガンは効くのか?【富士フィルム】
悲しい話には触れたくないので触れませんが、新型コロナウィルスがいつ収まるのか?先が見通せない状況です。
そんななか、富士フイルム傘下の富士フイルム富山化学株式会社(旧富山化学工業)が製造承認を有している抗インフルエンザ薬「アビガン」の臨床試験が3月31日から始まることが報道されいます。そこでアビガンについて考えてみました。
アビガンとはどのような薬か?
アビガンは当時富山大学医学部教授であった白木公康教授と富士フイルム傘下の旧富山化学工業により開発された抗インフルエンザ活性を持つ化合物、ファビピラビルの商品名です。
その特徴はウィルスの増殖を抑えることで、タミフルより強い治癒効果がある、とも言われています。
日本では2014年旧富山化学工業が製造販売承認を得ており、他の薬剤が効かない新型インフルエンザが流行した場合に、厚生労働大臣の要請を受けて製造するという特殊な承認となっているようで、まさに、今回のような状況のために存在しているような薬です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%93%E3%83%94%E3%83%A9%E3%83%93%E3%83%AB
また、開発者の一人である白木教授の文献によると以下のように記載されています。
中国の臨床試験から,発症6日までにアビガン治療を開始すれば,ウイルスの早期消失,咳嗽の軽減,肺炎の進行や重症化が阻止され,それにより死亡率が激減するであろう。
この考察は中国で行われている臨床試験の結果に基づくもので、中国発信の情報が信じられるのか?、といった一抹の不安はあります。 しかし、それは政治的な報道であって、アカデミックペーパーに関して、嘘はないと信じたいと思います。
明日はエイプリルフールですが、コロナ関連の嘘はお断りです。