【月次データ】レオパレスの回復は本物か?
新型コロナウィルスの影響で相場がかなり荒れていますね。日銀の損益分岐点が19500円程度であることが明らかになり、現在(3月11日終値時点)の日経平均が19416円であることから、19500円がサポートラインとなりほんの少しは落ち着くかもしれません。
しかしながら、WTI原油先物は需要の低下を織り込んで33ドル程度まで下がってことや各企業が業績の下方修正し始めたことなどなかなか先が読めません。私はやはりマイペースにレオパレスについて考えてみたいと思います。
3月6日に2月度月次データが報告され、回復基調にあることは記載いたしました。
その回復の度合いについて考察いたしました。月次データによると2020年2月度の入居率は81.82%であり、1月度と比較して1.63ポイント改善しています。その改善の度合いを過去の実績と比較するために前年の12月を基準とし、入居率の増分(⊿入居率 = 前年12月の入居率 - 入居率)の推移をまとめてみました(図)。
例年、1、2、3月に入居率は向上し、4月以降徐々に下がるのが例年の傾向です。そこで前年の12月における入居率を基準にした値(⊿入居率)を記載しました。2019年は施工不良問題が明らかになった後なので例外として、2020年の⊿入居率は施工不良問題以前に戻っていることがわかります。まだまだ改修に費用がかかることが予想されますがプライマリーバランスはかなり改善しそうです。