【税金】税金を割引価格で払いたい!~nanaco~その2【登録自動化】
税金を割引価格で払う方法、今回はクーポンコードの一覧作成です。
前回のおさらい
paypayで割引価格で支払うことのできない地方税の支払いにJ’sコンシェルで購入可能なnanacoギフトカード(2%オフ)を用いることにしました。
しかしながら、nanacoギフトカードは1枚1000円分であり、例えば10万円分のギフトカードを登録するのに100回登録作業が発生します。
その作業はあまりに煩雑であるため、
- J'sコンシェル -->マイページでデジタルクーポンコード一覧を表示
- 各クーポンを開き、PC用URL付ギフトID、を取り込み
- PC用URL付ギフトID、をインターネットエクスプローラーに張り付けページ表示
- nanacoギフトのページから、自分のアカウントにログイン
- nanacoギフト登録をクリック
- 「ご利用約款に同意の上、登録」をクリック
- 「確認画面へ」をクリック
といった流れで自動化することにいたしました。
(あまりスマートな方法ではありませんがどなたかのお役に立てれば幸いです。)
今回は2.各クーポンを開き、PC用URL付ギフトID、を取り込み、について書いていこうと思います。
HiMacroEx, VB6.0ランタイムのインストール
まず、1は手動で開き、2は「HiMacroEx」というマウス操作の記録ソフトを使用することにします。
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se427963.html
「HiMacroEx」はVB6.0ランタイムも必要なため、以下のwebページから「XTRM Runtime」インストールしています。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/xtrmruntime/
尚、「XTRM Runtime」はwindows10には対応しておりませんが今のところ問題なく動いています(私の環境はwindows10)。
HiMacrExで行う操作
操作は極めて単純です。
Jsコンシェルのウィンドウで、クーポンを開いて、全選択、コピー。その後、エクセルを選択してペーストします。
HiMacroExのマクロの編集
HiMacroExは通常のマウス操作記録ソフトのように、実際に操作して記録する機能、さらに記録したコードを編集する機能があります。
こちらで先ほど決めた操作
- クーポンを開く
- 全選択、全コピー
- エクセルに張り付け
をコード化しました。
ウィンドウの位置などは機種依存しますので各環境に合わせて参考にしていただければと思います。
<r 20> '20回繰り返します。
LMouse Down (213,170) 'Jsコンシェルで左クリックしてクーポンを開きます。
LMouse Up (213,170)2000 'クーポンが開くまで2000ms待ちます
LMouse Down (341,175) 'クーポンが開かれたウィンドウをアクティブにします。
LMouse Up (341,175)
LCtrl Down 'ctrl+Aで全選択します。
A
LCtrl Up
LCtrl Down 'ctrl+Cでコピーします。
C
LCtrl Up'ここからエクセル
LMouse Down (710,230) 'エクセルをアクティブにします。
LMouse Up (710,230)1000
LMouse Down (710,230) '張り付けるセルをアクティブにします。
LMouse Up (710,230)
LCtrl Down 'ctrl+Vで貼り付けます。
V
LCtrl Up1000 '張り付けに少し時間がかかるので1000ms待ちます。
LMouse Down (1199,253) 'エクセルをアクティブにします。
LMouse Up (1199,253)
LMouse Down (1199,253) '右のほうのセルをクリックして→を入力することによりエクセルシートをスクロールさせます。
LMouse Up (1199,253)
→'左に戻る
LMouse Down (593,199) 'クーポンウィンドウに戻ります。
LMouse Up (593,199)
LCtrl Down 'ctrl+wでタブを閉じます。
W
LCtrl Up2000 '少し待ちます。
LMouse Down (51,392) 'Jsコンシェルウィンドウをアクティブにします。
LMouse Up (51,392)2000
Wheel -130 'マウスホイールを使ってスクロースします。(一番上に未登録のクーポンが来るようにします。)
1000
</r>
【税金】税金を割引価格で払いたい!~nanaco~その1【登録自動化】
そろそろ、固定資産税納付の時期となってまいりました。
私は多くの支払いをクレジットカードで払っていますが、固定資産税や自動車税といった地方税は例えば東京の場合、1万円ごとに73円、決済手数料がかかるため、何か良い方法はないものか考えてみました。
Q20 決済手数料はいくらかかりますか。
- A20
- 税額1万円ごとに73円(消費税別)がかかります。
詳細は、都税クレジットカードお支払サイト(https://zei.metro.tokyo.lg.jp)をご覧ください。
https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/shitsumon/tozei/credit.html#q19
nanacoを用いた地方税の支払い
これまでは地方税をnanacoで払えることから、クレジットカードからnanacoチャージして、クレジットカードのポイントをためる方法がありました。
nanacoチャージでポイントの貯まるクレジットカードとして、リクルートカードやヤフーカード等がありましたが、2020年3月12日から「セブンカード・プラス」と「セブンカード(新規発行は終了)」だけになりました。
一方、多くの自治体では2020年3月からPayPayでの地方税納付が可能となっています。
非常に多くの地方自治体や地方税を網羅しており、対応している地方自治体にお住いの方はpaypayのポイントが最大1.5%、かつクレジットカードのポイントが例えば1.5%あれば合計3.0%のポイントが付いてきます。
その場合はpaypayで支払うのがよいと思います。
https://customlife-media.jp/credit-card-guide-dog
一方、対応していない地方自治体の場合はどうでしょうか。例えば千葉県は水道料金のみ、対応しています。
では千葉県にお住まいの方は地方税を割引価格で支払うことはできないのでしょうか?
そこで支払方法について考えてみました。
nanacoギフトカードが2%オフで購入可能
ジャックスカードのWebサービス「インターコムクラブ会員」に登録すると「J’sコンシェル」が利用できるようになります。
J'sコンシェルを利用するとnanacoギフトカードを2%オフで購入可能ですが、1枚1000円のため登録作業が非常に煩雑という難点があります。
しかしながら、その煩雑ささえ克服してしまえば、月10万円(100枚)まで購入可能であることがわかり、プログラムによる自動化に取り組みました。
自動化の流れ
作業の流れとしては
- J'sコンシェル -->マイページでデジタルクーポンコード一覧を表示
- 各クーポンを開き、PC用URL付ギフトID、を取り込み
- PC用URL付ギフトID、をインターネットエクスプローラーに張り付けページ表示
- nanacoギフトのページから、自分のアカウントにログイン
- nanacoギフト登録をクリック
- 「ご利用約款に同意の上、登録」をクリック
- 「確認画面へ」をクリック
といった流れになります。
これを100回やるとなると気が遠くなるような煩雑なプロセスです。
そこで自動化の流れは1は手動、2は「HiMacroEx」というマウス操作の記録ソフトを使用することにします。
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se427963.html
そして、PC用URL付ギフトIDをエクセルに張り付け、3から7の工程をエクセルVBAで処理してみようと思います。
今回はここまでとしたいと思います。
【原油】米原油貯蔵量が急減、オイル生産量が急減
多くの国で新型コロナウィルス対策として行われていた都市封鎖が解除され始め、需要の改善が期待されています。
そんななか、中国では工業生産が前年比で3.9%も向上していることが報告されています。
そんな需要の影響を受けているのか、OPECプラスによる減産の影響か、WTI原油先物価格が回復しています。
WTIとは、ウェスト・テキサス・インターミディエイトの略でその原油先物の受け渡し場所はオクラホマ州クッシングとなっています。
そこでEIA(アメリカ合衆国エネルギー省 エネルギー情報局)が公表している原油貯蔵量の推移(図)についてみてみました。
EIAでは原油の貯蔵場所ごとの貯蔵量を公開しています。
https://www.eia.gov/petroleum/supply/weekly/wcrudeoilstorage_notice.php
WTI原油先物の受け渡し場所であるオクラホマ州クッシングにおける貯蔵量を見てみると、5月限月の受け渡し日前後であった4月後半から5月にかけて貯蔵率が急増しており、5月1日には83%に到達しています。
しかし、5月8日には79%まで低下しており、貯蔵できなくなる(貯蔵タンクがあふれてしまう)ような懸念は一旦後退といったところでしょうか。
さすがにマイナスの価格のようなことにはとりあえずならなそうではあります。
【レオパレス月次データ】入居率、損益分岐点(80%)割れの危機【新型コロナ】
2020年3月期の決算が報告されていますがトヨタでは営業利益80%減(減っても5000億もある)と報道されており、新型コロナウイルスの実態経済への影響が明らかになりつつあります。
レオパレス21は、決算報告の7月以降への延期を決定しておりますが、月当たりの業績を表す4月度の月次データを5月12日に公表しました。
https://www.leopalace21.co.jp/ir/news/2020/0430_3042.html
月次データによると入居率は81.4%であり、3月度の入居率83.07%から1.67%低下したことがわかります(図1)。
レオパレスの入居率はもともと12月に最も下がって1,2,3月に上昇、3月をピークにまた9カ月間低下する、というのが例年の傾向を示します。
そのため、4月に3月比で低下するのは例年の現象であり、驚くことではありません。
レオパレス21の入居者の属性は学生が8.5%、個人が35%、法人が56.5%となっており、法人が最も多くなっています。
法人は派遣社員等への福利厚生として住宅準備用途を含んでいると考えられます。今年はコロナウイルスの影響により生産量等が低下した企業が派遣社員等の契約社員の人数を調整することにより、レオパレス21の業績に悪影響を及ぼす可能性があることが報道されています。
そこで、前年の12月を基準にして入居率の増減をまとめてみました(図2)。
施工不良問題の影響がでたのが2018年6月以降であることがわかりますが、そちらを除くと、例年通り、2020年も1~3月は2017,2018年と同じ傾向を示しています。
3月から4月にかけての低下は2018年では-0.9%ですが2020年は-1.67%と0.77%すなわち1%弱多く低下していることがわかります。
こちらは恐らく2020年の特別要因と思われます。
2020年、4月~12月の低下が例年通りであったと仮定するとその低下は1~2%程度であり(2014年 -0.3%、2015年 -1%、2016年 -2%、2017年ー1.1%)、2020年12月には80%を切る可能性があります。
レオパレス21のビジネスモデルでは損益分岐点は入居率80%といわれています。
直営店舗の1割減等の経費削減策により、損益分岐点が上がっている可能性はありますが、本業の賃貸事業で月次当たりの赤字となれば、経営再建のペースはますます低下するかもしれません。